子どもの好き嫌いの原因と対処法
大切な子どもには、すくすくと成長して欲しいものですが、その上で大事なのは食生活です。
脂っぽいものや、甘いものばかり好む子どももいますが、好き嫌いは無くして、とにかく色々なものをバランスよく食べてもらわないといけません。
しかしどんな子にも、何かしら好き嫌いはあるものです。その原因と対処法についてお伝えします。
目次
子どもの好き嫌いの原因1:成長時の食事の問題
ある研究によると、子どもの味の嗜好は、母胎の中にいる時にある程度形成されることが分かっています。また、生まれてきた後にも、母乳を通じて味覚を養います。
そのため、もし母親が野菜やフルーツを中心とした食生活を送るような場合は、子どもも野菜やフルーツを好むようになる可能性は高くなります。一方、野菜やフルーツを全然摂らないような親の場合、やはり子どももそれらを嫌いになってしまうことが考えられます。
また、離乳食の期間に、色々な食材を通して味のバリエーションを経験した子どもは、比較的好き嫌いが少ないようです。そうでない場合は、子どもが偏食になる可能性は高くなるでしょう。
子どもの好き嫌いの原因2:心理的な要因
子どもの好き嫌いには心理的な要因も考えられます。子どもは成長につれ、新しい食べ物に挑戦していきますが、初めて食べるものにはある程度不安を覚えるものです。
もし、初めての食材や料理を食べた時、その後お腹の調子を崩したとします。その食材と悪い経験とが結びついて、その食材をもう口にしたくないと考えてしまうことがあります。
このようなネガティブな体験を通して、嫌いな食べ物が生まれることもあります。
子どもの好き嫌いの対処法
子どものころに嫌いだった食べ物も、後になって食べられるようになることはよくあります。好き嫌いを克服する事は可能です。例えば対処法として、料理のバリエーションや食材の種類を拡大する方法が考えられます。
色々な味覚を経験すると、子どもの嗜好は変わるものです。それによって、苦手意識も薄れてくることがあります。また、その野菜を、子どもと一緒に育て、収穫し、料理をさせてみるなどをして興味を持たせるのも良いでしょう。
さらに、親が味付けの工夫をさらに学ぶことで、美味しい料理として認識させることもできるでしょう。
まとめ
誰でも、ある程度は好き嫌いがあるものですが、特に育ち盛りの子どもの場合、栄養素の高いものは嫌いになってほしくないものです。
子どもの好き嫌いにはいくつかの要因がありますが、料理の仕方を工夫したり、使う食材の種類を増やすなどして、子どもに食文化の深さを教えて苦手を克服できるようにしましょう。