白い食材は体に悪いって本当?
世界中には実にたくさんの食材があふれていますが、緑系の野菜や赤系の野菜、黄色系の食材など色で分けられることがあります。
そんな中、いわゆる「白い食材」に関して時々「体に悪い」と言われることがあります。白い食材は本当に体に悪いのか調べてみました。
目次
「白い食材は体に悪い」と言われる理由
白い食材と言われるものには白米や白砂糖、牛乳、小麦粉、マーガリンなどがあげられます。ではこれらの食材は本当に体に悪いのでしょうか。
体に良くないという人の意見を見てみると、例えば白砂糖はミネラルを大量に消費させるので結果的に骨や歯を溶かすことにつながると言われています。
また吸収スピードが早いので、血糖値を上がりやすくなり、インシュリンの分泌や血糖値のバランスを悪くしてしまうとのことです。
また、白米も糖分の吸収スピードが早いため血糖値を上げてしまい、結果的に糖尿病や高血圧などの症状を招きやすいとされています。
また、白い小麦粉も血糖値をあげやすいとされています。このように白い食材は、血糖値の上昇に関してしばしば話題に取り上げられます。
白い食材は栄養がない?
白い食材は、栄養素がないということも指摘されています。白いのは精製されているからで、精製すると栄養素が失われるというわけです。例えば小麦粉ですが、精製プロセスのなかで胚芽や皮を除いてしまうので、ビタミンやミネラルが失われます。
また、白米も同じ理由で栄養素が欠乏した状態になるとして危険視されています。本来含まれている栄養素が、見た目が良いなどの理由で精製された結果白くなったのでは食べる意味が無いとされ、白い食材がネガティブに判断されているわけです。
白い食材は避けたほうがいいの?
では、白い食材を避けたほうが完全にいいのでしょうか。結論から言うと、そういう極端な考え方はしなくていいでしょう。例えば白砂糖は避けて黒砂糖にしていれば良いかというと必ずしもそうではありません。
黒砂糖でも食べ過ぎれば良くありません。はちみつのように自然素材の甘味料を使っても、食べすぎると体調を悪くします。小麦粉も白米も避けて別の炭水化物にすればどれだけ食べても構わない、ということもやはりありません。
結局のところ、量がコントロールできなければ白くない食材を選択しても問題です。また白い食材は様々な料理に使われていますが、食べる人を幸せな気持ちにさせるのも事実です。
食事の時間は栄養素だけでなく、楽しく味わうことも大事にすべき時間です。したがって、量をしっかりコントロールし、体に良い食材と合わせてバランスよく食べるのであれば、極端に気にすることはないと言えます。
まとめ
最近は食育という言葉に関心が集まっていますが、食育を通して適切な栄養素を適切な量摂り入れる事を学ぶこと、そして楽しく美味しく料理をいただくことを学ぶ事が何よりも大事です。
極端な見方をせずに、食生活を少しずつ出来る範囲で改善していきましょう。